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2015年1月 7日 (水)

ろくろっ葉にフラミンゴ

 冬の間は温室と化す、我が家のサンルームに、ミニシクラメンの鉢が5、6個ある。

 どれもおまけのいただきものだが、どれも5年ほど経っていて、私の行き届かない世話にもかかわらず、毎年花を咲かせていた。

 昨年もこの通り。

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葉の数は少ないが、花は良く咲いた。(写真はいずれも2013年3月2日撮影)

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 今年の様子はこんなだ。

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 昨年の写真より、ひと月早いとはいえ、何か変でしょ?

 そう、葉っぱがね。 どう見てもシクラメンらしからぬ形態なのです。

 昨年の初夏のころ。

 何時ものかかりつけ薬局に、素晴らしいクンシランの鉢植えがありました。

 直径40センチほどと、ひとまわり小さい30センチほどの鉢ですが、双方ともつやつやした深い緑色の葉の中からしっかりした茎が立ち上がり、濃い朱色の花が大きな薬玉のようにあざやかに咲いていました。

 「見事ですね」 と声をかけると、 園芸が趣味という奥さんはとても嬉しそうに

 「そうなの。 とても良く咲いてくれて」 と目を細めました。

 「主人が家庭菜園をやっていて、ときどき余った肥料をやるんだけれど、それがなんだか効いてるみたいで」

 そこに、当のご主人がやってきて、

 「鉢は土のようにどこまでも根が張れないから、肥料で栄養を補ってやったほうがいいかな、と思って、野菜のだけど、畑に撒くついでにパラパラと」

 良いことを聞いたぞ。 

 うちにも「野菜や果物が良く育つ」とかいう肥料がある。 あれをパラパラと捲いてやろう。

 私はベランダで食用ほおずきを育てているので、 それ用にと肥料を買ってありました。

 シクラメンにも、専用の液体肥料をやってはいたのですが、どうも、あまり効いていないようで、年々葉が貧弱になってきたと思っていました。

 もっとも、いただいたときのままで、植え替えてやりもせず、忘れたころに水をやる程度のものなので、花屋さんの店先に並んでいるような姿にはなるわけもないのですが・・・

 縁あって我が家に来た以上、むざむざ枯らすわけにもいきませんし。

 それから、思いついたときに、パラパラ、パラパラと小さな丸い粒の肥料を鉢に入れていると、まず、今までにない、大きな葉が出てきました。

 うん、野菜や果物が良く育つ肥料は、シクラメンにも効きそうだ。

 しかし、葉は出るけれど、一向に花芽をもつ気配がありません。

 その葉も、茎ばかりが長く伸びるのです。

 日当たりが少ないせいかな、とも思ってみましたが、シクラメンは寒さには案外強くても、暑さ、とくに、直射日光は好まないらしいことが分かってきたので、日当たりの良いところには出せません。

 様子をみるしかないなあ、と思いつつ、肥料をパラパラ、パラパラ・・・

 葉の茎はひょろひょろと伸び続け、およそシクラメンには見えず、蔦かなにかの様相を呈してきました。

 その茎のひょろひょろ具合は、その、なんというか、イメージダウンを承知で敢えて言うと、「ろくろっ首」のようなわけです。 

 言ってみれば、「ろくろっ葉」

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 葉っぱばかりが育つと思っていましたら、いつのまにか花芽もずいぶん持っているではありませんか。

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 今の花芽の大きさだと、通常のシクラメンなら、蜜に茂った葉の中にまだ隠れているだろうと思うのですが、

 そこはろくろっ葉。 長い茎は立っていられず鉢の縁から垂れ下がって、球根がすっかり見えています。

 あらわになってしまった花芽は、さながらフラミンゴの群れのよう。

 それにしても花芽の数が確かに多い。 野菜とくだものの肥料は、シクラメンの花にも効いたみたいです。

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 というわけで、今年のシクラメンは、あまり見かけない形態になっていますが、 ひょろひょろと長いため、隣近所の葉っぱ同士がからんでしまうという、ろくろっ葉を持て余しながらも、 

 フラミンゴが一斉に開花するのを楽しみに待ちます。

 

 

 

 

 

 

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